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2013年02月20日

小橋健太引退 と、わたくし。

正直、モヤモヤしていた。
俺はまだ小橋のプロレスが見たいとも思っているし、
一方でこれ以上リングに立ち続けられない体調に追い込んだのは俺たちファンなんじゃないか、とも(毎度のように)思う。

そして、彼は本当に引退してよいと思っているのか、と。

で、小橋が数日前に始めたfecebookで告知していた、福沢"ジャストミート"朗のラジオを聞いてみた。

小橋の答えは、小橋らしく明快だった。
むろん、その裏には余人の想像を超える葛藤があったと思うのだが。

曰く、
「引退試合ができるプロレスラーは少ない。自分は幸せだ」
「首の負傷を抱えたままリングに上がり、何かあったら、
 自分の愛するプロレスがまた批判される」
「一度だけなら小橋健太のプロレスができると思ったから、引退試合をやる」
大体こんな感じだったと思う。

要約など野暮の極みなのだが。
小橋が引退を決断した理由は、あくまでもファンへの責任とプロレスへの責任だった。
小橋が我を通せば、プロレスを続けることは可能だったのだろう。

だが彼は、プロレスとファンのために、事故を起こさないこと、萎えた自分をさらさないことを選んだ。
別の解釈をすれば、小橋こそが誰よりも「小橋健太のプロレス」にこだわった、という言い方もできるのかもしれない。
「プロレスラー小橋健太」と「小橋健太のプロレス」は、「人間・小橋健太」の中で密接不可分だった、とも、
「プロレスラー小橋健太」の理想像をだれよりも強く追い求めていたのは「人間・小橋健太」だった、とも言えるのだろう。

それなら俺たちは。
不世出のプロレスラー、小橋健太の背中を見送ろう。

人間・小橋健太と一緒に。

投稿者 ushila : 2013年02月20日 00:17

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