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2007年03月01日

「バカ力」ふたたび。(その5)

●バカ傾向と対策

3.過剰には過剰で立ち向かう。
 前述の通り、バカは過剰である。
 ゆえにバカ対策も、過剰である必要がある。

 つまり、すべての自由を奪うか、すべての制限をとっぱらってしまうか、である。

 いずれの方策を採るかについては、下記に留意して決定する必要がある。
 ・対象となるバカの性質
 ・与える仕事の内容
 ・得たい成果

 さらに重要なのは、
 ・バカから純粋な成果だけを得る
 ・バカの生産物は全て吸い上げた上で、要らないものは捨てる
 という、どちらのドクトリンでバカを取り扱うか、ということである。

 前者の方針は、鉄道のレール(制限)と車両(バカ)の関係に似ているが、何度も言うとおりバカの行動原理は原理不明なため、
 ・いつまで経っても動かない
  (ベクトルゼロ)
 ・ブラジルに向かって穴を掘る
 ・突然ジャンプし始める
  (Z軸方向の移動、または虚数空間への跳躍)
 など、想定外の行動に出る場合があるので注意が必要である。

 一方、後者の方針は、核兵器の利用に似ている。
 莫大な戦果をもたらす(ことがある)一方、ほぼ間違いなく深刻な後遺症が現れるので、
 ・予想以上の戦果が出た場合の回収方法
 ・常に最悪の場合を想定した環境の復元手段

 について、十分な準備をしておくことが重要である。

投稿者 ushila : 2007年03月01日 23:09

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