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2004年11月24日

ニュース番組。

報道ステーションで古舘が石原慎太郎相手に底の浅さを露呈して大ヤケド、みたいな話があるみたいですが。

まーなんつーか、ふるたっちゃん自身は、昨今のニュース番組のフォーマットってのを忠実になぞろうとしてるだけだと思うね、俺は。

ニュースステーションが世に出たときは確かにエポックメイキングだったと思うのだが、それがニュース23、報道ステーションと時代を経るにつれ、どうもニュース番組というものの形が歪んできたように思う。

昔の人は言いました。
新聞は公器であると。
または、ジャーナリズムの基本は両論併記、などとも申します。

マスコミも企業体である以上、社是であるとか、背後関係のしがらみであるとかの関係上、公平と言いつつ何らかの意図を隠した報道をしてきたのだと思いますがね(しかもそれに対する自浄作用もあるような気がしない)。

しかし、ニュースステーション以降のニュース番組は、そうした仮面すらもカナグリ捨ててしまったような印象がある。
曰く、視聴者の視点でニュースを分かりやすく伝える。
曰く、ニュースの疑問を深く掘り下げる。
曰く、社会の病巣にメスを入れる。
曰く、○○の闇を暴く。

要するにそれらは「主観」でニュースを伝えると言うことを公然と宣言したに他ならない。
取材される側には視聴者のニーズを笠に着て威嚇し、視聴者には特定の個人または集団の意見を、あたかも通説のように喧伝する。

まるでオヤジ週刊誌やオヤジタブロイド紙のようなやり方が、ニュース番組のメインストリームになってしまったし、ニュースキャスターと呼ばれる人々も、そうして得る権威を満足げに弄んでいるように見える。

淡々と事実だけを伝えるニュース番組の味気なさ、というのも確かにあるのだがな。
そう考えると、木村太郎ちゃんとか、大塚さんとか、NHK出身キャスターはバランスいいと思う。

えーと。
なんだ。
古舘は別にどうでもいいが、河野明子たんが飛ばされてしまうと寂しいので、もうちょっと何とかならんか、報道ステーション。

どっかで見たようなオチのまま、撤収。

投稿者 ushila : 2004年11月24日 23:27

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