(1)何はともあれ初期建設 - カタン戦術論

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初出:ああ、芸人だとも。~鬱苦式人間の日々~: カタン戦術論;序盤超基礎編

初期建設では、開拓地(家)2軒と道2本を作ることができます。
2つの開拓地は必ずしも道でつながっている必要はありません。

では、開拓地2軒をどのように立てるかですが、
このように考えると良いように思います。

1軒目=主力産出地

出目率が高く(5~9)、資源の安定した産出が期待できる

2軒目=初期資源+補助産出地

出目率はそこそこ(4~10)だが、序盤~中盤早い段階で必要になる資源が確保できる

さて。

後で詳しく述べますが、カタンの序盤で必要になるのは、何と言っても木とレンガです。
ので、1軒目は木かレンガが多く産出される(なるべく8や6の)地形に建てることをお勧めします。

2軒目は、1軒目の開拓地から産出されない資源を産出する地形にします。
このとき、1軒目でも産出されるが、確率が薄い資源もフォローできると、より望ましいです。

場所の選び方の方針

1軒目

1巡目は、全員がまだ置き終わっていない状態ですから、特に重要です。手番が早い場合は、2軒目が後の方になるので、2軒目に過剰な期待はせず、重要な拠点を押さえましょう。

2軒目

2軒目の大きな点は、設置した場所で収穫できる資源を各1つ得ることができることです。

どんなにダイスの出目が不利であろうとも確実に得られるので、資源カードを手にしたい場所に置くのが得策です。

とはいえ、いいところは残ってないのでそこがゲームなんですが。

 

また、1軒目の Settlement と連結する必要はあまりないので、できれば、離れた2カ所の方がいいような気がします。 

 

どちらかが主戦場になってしまって身動き取れなくなっても、もう一つが新天地の開発に役立ってくれたりします。

 

地形

 全種類が生産されるようにするのが初歩。

それから、発展としては森と山で道を造りまくる。

麦と鉄で最初の2つの Settlement を City にしてから攻める。City は麦2鉄3なので、鉄がやや多めがいいでしょう。ほかの素材の産出量も強化されるけど、発展する場所があんまり残っていないことがある点が難。

麦と鉄と羊で Development カードを引きまくって Soldier で攻める。大切に持っているカードをばば抜きしたり、期待している土地をふさいだり。必要なカードを誰が持っているか見抜く力が必要。

レア資源独占してトレードで進める

などの手があると思います。トレード前提は相手もある程度理解していないと成立しにくいので、上級戦略だと思います。

位置

 中央部の3つのヘックスの交点に置くのがよいでしょう。外周部の2つのヘックスの交点だと、それだけ生産力が落ちます。港押さえても生産物がないと結構身動き取れません。海沿いの頂点は、明確な設置する意図がない限り最初は避けるべきだと思います。

2つの Settlement を連結しておくのも悪くはないですが、過密地帯だと周囲をぐるりと囲まれて何もできなくなります。

隣接

隣の Settlement と1つ離れていれば建てることができます。6角形なので、1つ置きに建てれば、3つ建ちますが、対角に置くと2つしか建ちません。

対角に置いていくと、将来 Settlement をおける場所が極端に少なくなっていきます。慣れないうちは、1つおきがよいでしょう。

 

 

ダイスの目 

確率論もありますが、建設には複数の資源が必要です。実は確率が若干分が悪くても、どうせなら同じ目で一気に建設に必要な資源がそろうようにしおいた方が建設は有利な気がします。「9」が出たら道1本、とか、「4」が出たら麦と鉄(手持ちのカードとあわせると町にできたりとか)みたいな状態です。バンクとのトレードは、同種4枚ですから、ダイスのある目が出たとたん、同じ種類の資源が豊富に産出されるようにするのも手です。

6とか8とか押さえるのは重要そうですが、割と盗賊はそういうマスに居座っているので、出目の確率ほどは生産してくれない気がします。


 

(2)序盤の目的