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2006年06月27日

ジーコジャパン、終戦。

ワールドカップ本戦に入ってからの、選手たちやジーコの発言には虚しいものがあった。
結局、このチームの最後のよりどころはフィジカルでもテクニックでも戦術でもなく、
「精神論」であった、ということなんだろう。

逆に言えば、「世界レベル」で戦うにおいて、信ずるに足りるものを身に付けていない、
あるいは身に付けられなかった、と言うことではないだろうか。


ジーコと言う人が、日本サッカーに残した足跡は間違いなく大きい。
世界の頂点で戦っていた人物のプレーを垣間見たことは、
多分日本サッカー史から消えることはないだろう。

しかし。
監督としてのジーコが何を残したのか。
俺はわからないままでいる。

「組織的守備」の対義語に「自由な攻撃」を据えたのは、あるいは欺瞞ではなかったか。
勝負どころで、熟成させた3バックではなく、信頼性のない4バックを採ったのは、
迷いや自己満足の結果ではなかったか。
決定力不足の正体は、実はプレスや展開力や連携の不足と言う、中盤の問題ではないのか。


なんでもいい。
いつか、「監督としてジーコが残したものはコレだったんだ」と、思わせてくれ。
それまでは、さらば、ジーコジャパン。

投稿者 ushila : 2006年06月27日 00:44

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