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2006年01月23日

ゴジラ FINAL WARS

または、東宝の異常な愛情。

駄作、というのは、たぶん簡単なのである。でも。

意欲作、ということにしておきたい。
そうでなければ、この作品はゴジラの、あるいは東宝特撮の鎮魂歌なのではないか。

ものすごい数の特撮アイテムに、ハリウッド版ゴジラ(作中ではジラ。GODではない、と言いたいんだろうな)、果てはマトリックスもどきのCG&ワイヤーアクション(正直蛇足だが)まで放り込んだら、映画の尺に収めるだけで一苦労だったと思うのである。

テレビで三ヶ月ぐらいかけて放映したら、それなりに風呂敷が畳めたように思うんだよね。
今度は制作費の問題が出てくるんだろうけど。

尺に収まらないようなストーリー要素を詰め込む、と言う段階で、すでにプロ失格のような感がなきにしもあらずなのだが、要するに、制作側がどうしてもそれをやりたかった、と言うことなんだろう。

そう。思いだけが先走り、構成とか、見た人がどう思うかとか、あんまり考えてない。
言ってみれば、思春期の少年が夜中に書いたラブレターのようなもの・・・。


だったとすれば、まだ、救われるのだが。

投稿者 ushila : 2006年01月23日 00:12

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