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2006年04月12日
4/8 あなんじゅぱす「夏の夜の音」@アゴラ劇場
2006年度の駒場アゴラ劇場支援会員制度を利用してみてまいりました。その3。
あなんじゅぱす「夏の夜の音」
構成・演出:平田オリザ
作曲・歌・ピアノ:ひらたよーこ
音楽監督・キーボード:只野展也
ギター:サイトウミノル
朗読:福士史麻
歌&ピアノのひらたよーこさんが正岡子規
朗読の福士さんが夏目漱石
として、手紙のやり取り(朗読)を挟みながらの
正岡子規や谷川俊太郎らの詩人の作品を歌に乗せての1時間20分。
舞台は中央、観客は周りを取り囲む形式。
病床にある子規とイギリスへ出張へ出ている漱石のやりとり。
アフタートークで平田オリザさんが言ってましたが、
漱石はイギリスでの不満や愚痴だらけを手紙に書いてばかり(笑)。
・ひらたよーこさんは演劇女優の立場
・福士さんは朗読の立場
という構図での手紙のやりとり。
#福士さんはなんかの朗読で1番だったそうで。
事前に聞かされていたら、もっときちんと見ていたかったですが、
子規役の女優の表現よりも、
愚痴が多い手紙とはいえ漱石役の朗読は感情を抑えた感じがしました。
逆に、病床にあるしき子規はだんだんと弱っていくことへの諦めと
漱石に対する憧れ・友情がせめぎ合うからこそ、
女優が持ってる押し出すような表現力だったりするのかな、
と思ったり。
少なくとも、漱石役と子規役が逆だったら、
なんかしっくりとこなかったかもしれないな、と思いました。
投稿者 i_rain : 2006年04月12日 22:24
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