レジストラ移管

ホームページの作り方 > 拡大編 > レジストラの移管

ホームページが順調に稼働し始めると、今まで見えなかった、プロバイダーの機能の不足が目につくことも多いでしょう。それに伴い、サービスの追加費用を払うか、新しいプロバイダーに移転するか、検討することになると思います。新しいプロバイダーは契約し直せばいいのですが、ドメイン名の管理はどうすればいいのでしょうか?

移転先のプロバイダーに手数料を払って手続きをしてもらってもいいですが、gTLDである.comなどの場合は、NetworkSolutionsのサイトで自動化された手続きで移管が行なえますので、この機会にレジストラを移管してしまって、自分で直接維持してしまいましょう、ということです。

ドメインの管理を自分で行うことで、ホームページの運営をお願いしている会社にドメインを人質に取られたり、会社が倒産してしまって、別の会社のサービスに切り替えられないという危険性を回避します。ドメインの管理と言っても新しいサーバーやサービスを利用するときに設定さえすれば、基本的には普段はなにもすることはありません。

このサイト、鳥繁.COMを当初設置したのは、binboserver.comという北海道札幌市の株式会社ゼロのサービスです。$10でドメインの取得代行、更新は2年ごとに$30、月々$9.95で50MBのスペースが利用できます。(2003年8月現在)

これを移転しようと考えたきっかけはいくつかあります。

一つ目には、最初に割り当てられたサーバー、tiger29が不調で、tiger40に引っ越したこと。これ自体が直接の原因ではないのですが、格安のサーバーですので、同じサーバーの別の利用者がアカウント停止を覚悟の上で重いスクリプトを走らせるケースがあるのでは、と想像したことです。

二つ目には、メール機能が貧弱なことです。単独でSMTPサーバーを持っていないので、フツーのメール設定ができません。また、事実上、webmasterと残り全部という2つのメールアドレスしか運用できないのです。

三つ目には、デジカメデータを転送したりするのには、今や50MBでは不足なことです。当然です。デジカメのメモリーカードが128MBとか言っている時代なのですから。瞬間的に大きなファイルをアップロードできるようなスペースが必要になりました。私は別口で、「容量無制限」というサービスを他のところと契約していたのですが、なんと、「サーバーのディスクがいっぱいになってしまう」という原因で大きなファイルが結局アップロードできないのでした。ディスクがいっぱいになると、いろいろなスクリプトが動作に支障を来たしていて、アクセスログやカウンターが飛んだモノでした。

四つ目は、何かの手違いでアカウントが停止されてしまったこと。7月にカードの情報を更新して、引き落としが続いていたのですが、何かの手違いで、8月にアカウントを停止されてしまったのです。その復旧はメールでの対応で迅速にして頂けましたが、FTPアカウント、2つのメールアカウントともパスワードを再設定してもらったり、とかなり面倒なことになりました。メールのパスワードぐらい、自分で設定できればいいような気がしてきました。

五つ目には、別口ですでに契約していたこと。コサッキーとICQでやりとりしている中で広告が表示されたサービスで、Webmasters.comというのがあったのです。容量が750MB、メールは300個ととてつもなくオーバースペックなのに、月額は$9.95、つまり、binboserver.comと変わらないというわけなのです。

それなら、多少移転の手間と費用を払っても、移転したほうがよさそうだ、ということになりました。

binboserver.comとwebmasters.comのサポートにメールでレジストラの移管について問い合わせる。

どちらも日に何度も問い合わせができるクイックな反応をしてもらえました。

binboserver.comのサポートの回答をまとめると

移転先のホスティング会社の指定するDNSに変更することで、ドメインの移転が可能です。
DNSの変更は、お客様ご自身で自由に情報を書き換えて頂くことができます。

https://manage.opensrs.net/

ドメイン自体の移管につきましては、移転先のホスティング会社の方にお問い合わせいただけますでしょうか。こちらは、おそらく何もないか、あったといたしましても移転先のホスティング会社のほうで作業してもらえると思います。もし、ホスティング会社の方で何かしてくださいと連絡があった場合はご連絡いただければと思います。

webmasters.comのサポートの回答をまとめると

レジストラを変更することはお薦めできません。レジストラを変更すると移管費用が発生したり、アクセスできない期間が発生する恐れがあります。DNSレコードの編集だけで対応するのが上策だと思いますし、プロバイダの解約でドメインが維持できない場合は、ドメインの更新ができるときに、NetworkSolutionsなどで、あなたご自身でもう一度取り直すことができるでしょう。

それでも、というのであれば、当社で$60/2年で代行することができます。

ということでした。

また、Webを検索してみたところ、

■ BIG-server 解約後のドメインについて(ドメインのレジストラ移管について)

binboserver.comの上級サービスのFAQの中にNetworkSolutionsのレジストラ移管サービスを利用する方法が紹介されていたので、それを利用することにしました。

手順の詳細ははしょりますが、

$19で移管と期間の1年の延長があります。

現在のレジストラでAdminコンタクトを自分の現在使えるメールアドレスに設定変更します。

NetworkSolutionsのサイトでサービスに申し込みます。

先ほどのAdminコンタクトあてに、レジストラの移管を承認するか問い合わせるメールが来ますので、そこに示された方法で、ドメインの移管を承認する操作をします。

数日後、レジストラが無事変更されたメッセージを受け取り、移管は終了しました。

> ホームページの投資回収率(ROI)

このページは鳥繁.COMアクセスアップキャンペーンの一環で作成されています。

鳥繁.COM
鳥繁.COM