サイトの構想

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自分のホームページを持つことは、若干の創造力があれば、感性を刺激してくれるとても面白い自己表現の手法だと思います。

ちなみに、筆者は狭義には、
サイト(ウェブサイト)…特定のテーマに沿って設置された複数のファイル群からなるサーバー上の一領域
ホームページ…上記のサイト内における、出発地点となるページ(ルートにある index.html 等)
と定義しております。

自分が作成したものを不特定多数に手軽に発信でき、しかも逐次メンテナンスができるわけです。印刷物だと、いったん印刷して発送してしまってから誤字に気づいても後の祭りです。いくらなんでも全員に再度印刷し直したものを再送付するわけにはいかないでしょう。印刷物と違い、印刷費用や送料も発送の手間もかかりません。

また、サイトの場合は公開しておけば相手の時間・場所を問わずに見てもらうことができます。印刷物だと、現物を届けたりするまでの時間や、あるいはバックナンバーを手元に保管しておいたりしなければなりません。それらのスペースや、コスト負担も大きな違いです。

そういった、物理的な縛りがないので、同人誌を作成したり、自己出版したりすることに比べれば、ウェブサイトというのは実はとても手軽に作成を始められるのです。

それではまず、どんなサイトを作りましょうか。とりあえずは、あなたが造詣の深い趣味でもいいですし、あなたの日記でもいいでしょう。「日記サイト」などはすでに使い古された感のある手法ですが、少なくともあなたと面識のある方はあなたの消息を知るために時折チェックしてくれることでしょう。

まずはどんなサイトを作るか、単にそれを決めることからサイト作りは始まるのです。最初にHTMLを説明し始めるケースを見かけるのですが、作りたいものがあって、それに必要な技術が出てくるのです。HTMLの呪文みたいなものの暗記を初めてもサイトはできあがりません。

この時点でコンセプトが間違っていても恐れることはありません。サイトは人知れずイチから作り直すことだってできるんですから。

それと、ウェブサイトはまず自己満足から始まります。自己満足がないウェブサイトを作っていても、作っている自分が楽しくないですから続かなくなってしまいます。モチベーションのためにも、自己満足できるようなテーマで始めることが大事です。

ちなみにこのサイト(鳥繁.COM)は鳥繁(とりはん)という串焼き屋さんに月1程度集まって飲んだくれている連中のために、インターネット上での交流場所を提供しようという位置づけではじまったものです。そのため、集うメンバーがそれぞれ持っているサイトへのリンク・よく更新されるコンテンツへのリンク・掲示板などのユーザー参加型のコンテンツへのリンクを集約したサイトとなっています。

このようなサイトとサイトをつなぐサイトを世間では「ハブサイト」と呼ぶようです。

それと並んで人気が高く、デイリーな更新が期待できるのが「ニュースサイト」です。これは同じテーマのニュースサイトがすでに存在していなければ、かなりの数のリピーターを確保できると思います。もちろん、そこに掲載するニュースソースの確保のアテは必要です。ニュースソースが他のサイトであるならば、そのサイトをチェックした方がいいのは自明ですよね。ただ、多数の非ニュースサイトを巡回して、一つのサイトに集約して紹介するのであれば十分存在意義はあるでしょう。もちろん、これも先駆者がいないことが肝心です。

そして、それらのサイトからリンクされる、いわゆる本来のウェブサイトになるのが「情報サイト」です。あなたが造詣の深い趣味について、体系立てて解説をしていくサイトです。あなたの趣味活動の集大成といった形で作成するのですが、一番あなたの熱意次第の形態なので、難易度は高いです。ですが、その趣味に対して、体系的に網羅しているサイトがまだ存在しない場合、とくにあなたがその趣味の先駆者である場合は、趣味を紹介して広めるのにも役に立ち、いずれは、その趣味の総本山的な立場になっていくことでしょう。そして、その性質上、毎日メンテナンスするとは誰も思っていないので(というか無理)、一番のんびりやっていてもいつの間にか検索での順位が上がっていく、という形態です。便宜上、先駆者と表現していますが、たとえばその趣味は1000年以上にわたる歴史があって、あなたはその末席に名を連ねているだけだとしても、誰もウェブサイトの形式にしていなければ、あなたがやればあなたが先駆者です。あなたがその趣味に身を投じてから、ウェブサイトの情報が少なかったり、整理されていなかったりして苦労したのではありませんか?それを活かすわけです。

ただまあ、そういったいわゆるヒットサイトを作り上げる方法を、初めてサイトをオープンしようという人に熱く語ってもキリがないので、まずはどんなものでもいいので、なんでもいいので練習がてらサイトを作ってみることが第一です。ここでは、どんなスタイルのウェブサイトがあるかの紹介と思ってください。

繰り返しますが、このコーナーで言及しているのは「ホームページの作り方」であって、「アクセス数の多いサイトを作るのが目的ではありません」(もちろん、「HTMLのコーディングの仕方」でもありません)

何よりもまず、あなたの作りたいサイトを自由に作ることがいちばんです。ホームページを持つことができれば、それから学び取ったことから次のステップが踏めるでしょう。失敗もせず、一つ目のサイトから成功を収めたいのであれば、お金に糸目をつけず、一流の業者さんにお願いしましょう。他の方も努力しています。そうかんたんに成功を収めるサイトにはなりません。ですから、努力したくないあなたがお金を出してくれるのなら、一生懸命やっている人たちが潤うのでそれはそれでいいかとおもいますし、支払われた金額に見合うだけのきちんとした仕事をしていただける業者さんなら、ある程度のサイトにはしてくれるでしょう。

とはいえ、あなたが自分の手で作ったサイトはインターネットという世界にあなたからなんらかの情報を発信し、あなたがフィードバックを受けることができるものに必ずやなることでしょうから、そんなに気負わずに、手軽に始めてください。

自分の手で作るからこそ得られる手応えというものもあると思います。

> お店サイト

このページは鳥繁.COMアクセスアップキャンペーンの一環で作成されています。

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