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2012年08月31日

8/30WNC後楽園うろ覚えメモ

正直言ってメイン以外はあんまり盛り上がらなかったと思う。
初見の客が多かったとしたら、それも原因なんだろうけど。

問題点は二つ。
メインと真琴×野崎という、2つの同一カード三連戦の初戦を入れているのに、さらにストーリーラインの予告編みたいな試合ばかりを並べてしまったこと。

もうひとつは、メイン以外に盛り上げ所を作れる所属選手の不在。
まあキャリアの問題だろうな。特に男子選手。本当はそれを大原あたりがやらないといかんと思うんで、もうちょっとウルティモとガッツリやりあってほしかったんだけど。
このミニシリーズは華名・朱里が固定されてる分、なおさら男子の層の薄さが目立つんだが。

あ、バックパッカー・ジョーは優良外人っぽいね。でかいしイケメンだし動けるし。
鉄柱越えプランチャとか初めて生で見たよ。というか鉄柱越えという行為自体、サスケ以外記憶にない。


メインはかなり満足。
特にTAJIRIチームの表情。今回は席が近かったので非常によく見えました。

TAJIRIは狂気を湛えていたし、マイキーはまんまブロンクスの悪ガキって感じだし、華名は恐怖の前で一生懸命踏みとどまってる感じがよかった。
AKIRAチームは、AKIRAのインサイドワークと、スターバックの大砲ぶりが正しいタッグチームって感じだったね。
朱里はよくも悪くもいつも通りのファイトだったけど、一瞬あったTAJIRIとの蹴り合いはよかったね。

京平さんのズボンに有刺鉄線が絡まっちゃったのは余録としても、ぼかぁデスマッチ免疫そんなにないので、有刺鉄線ボードの使い方もああいう感じでいいと思います。

真琴対野崎に関しては、あんまり語ることがない。
ああ、野崎はしゃべりが上手くて小向美奈子に似てるなー、と思った。
まこっちゃんはガタイがあるので、気迫が動きに繋がるようになるといいなあと。
まあ、あのヘタレキャラは古き良きアイドルレスラーの系譜ではあるが。府川とか、ミミ萩原とか(笑)。


で、繰り返しになるけど、三軍入り乱れ、うち2つがヒールユニット、っていうのをやるには、選手層が薄い気がする。
あと、ヒールに人気が出すぎると、一見さんお断り団体になりやすいよ?

投稿者 ushila : 23:51 | トラックバック

2012年08月30日

あっちゃん卒業はハローマゲドンなのか?

もしくは、ハローマゲドンとは何だったのか。

正直言って、元ハロヲタにとって、中心メンバーの卒業というのは、あんまりいい思い出のないトピックである。

あまつさえそれがグループ全体の組織改編とワンセットに語られた日には、もうトラウマレベルの話と言わざるを得ない。


もはや10年も前の話でかなりうろ覚えなのであるが、ハローマゲドンとして記録されている事実とは何だったか、と言うところから話を始めたい。

ハローマゲドン:
後藤真希のモーニング娘。卒業と共に、タンポポ、プッチモニ・ミニモニ。のメンバー変更、およびコンサート入場料の改定が行われた事件

ということで大体いいだろう(詳細はググってwikiれ)。
どのぐらいインパクトのある事件であったかと言うと、今でこそハロヲタの間で名曲と支持され、数多くのハロプロ内カバーの対象になっている三期タンポポ(石川、柴田、加護、紺野)の「恋のやじろべえ」は豪快にこけ、三期プッチモニ(吉澤、アヤカ、小川)に至ってはシングルさえ出させてもらえないと言う、それはそれは悲惨な状況であった。
二期ミニモニ。にしても、初代には比べるべくもない凋落ぶりであったように記憶している(まあ、ミニモニ。はストーリーライン上、矢口おやびんのものだったし、バカ幼女路線に高橋は向いてなかったと思う)。

柴田とかアヤカとか知らねーし、と言う主張はわからなくはないが、今で言うとももクロとかPerfume並みに世間に届いていたであろう各派生ユニットが、いきなり消えた事実は、当時娘。を見ていた者なら、何となく覚えているだろうと思う。

当時ハロプロ界隈では、コンサート入場料の改定(つまり値上げだ)に伴って入場者の減少も指摘されていたし、主観的には翌年の「ひょっこりひょうたん島」あたりから、プロダクト的にも低迷期に入った印象が強い。


さて、では、ハローマゲドンと今回のAKBにおける、前田敦子卒業に伴う「再組閣」を比較して考えてみる。

1.今のところ起きていないこと
 ・入場料の改定
 ・プロダクト水準の低下
 ・新メンバーの性急な登用
  …「ひょっこり」は新垣、「しゃぼん玉」は田中が中心的役割を担った。

2.当時のハロプロと異なること
 ・本家AKBと肩を並べるほどの人気ユニットの不在
  …むしろ、本家グループと比肩する求心力を持った派生ユニットが誕生した事例そのものが娘。以外に見当たらない。

 ・前田と後藤のキャラクター・立ち位置の違い
  …「娘。の変革者」であった(で、娘。を違うものにしてしまった)後藤に対し、「AKBたるもの」の象徴であった前田のポジションは、むしろ安倍なつみに近い。
 ・柔軟性
  …当時の娘。は、基本的に後藤と安倍の2極構造であったとともに、「ザ☆ピ~ス」に象徴されるように、完成度と引き換えに硬直したグループであった。


ここまで来ると結論はほぼ見えているのだが、AKBは娘。に比べ、構造的に中心メンバーの卒業や、ユニットメンバーの改編に強いと言えるのではないか。
前田は後藤のようにAKBを変えなかったし、大島優子のライバルはいくらでも替えが居る。
さらに、DIVAあたりのメンバーに異動があっても、AKB本体にはさしたる影響がない。
(僕は宮澤佐江がいないAKBは見る理由があんまりないけどね。あの人異質で面白かったのに)

でまあ、ハローマゲドンはそれ単体よりも、その後のプロダクトの低迷や、世間よりも少数の固定ファンを対象にした「閉じた」マーケティングによる影響の方が大きかった、とも考えられる。

要するに後藤がいない娘。を、違うものにしようとして失敗したのよね。

そういう意味ではAKBさんはそれなりに安定したプロダクトが出し続けられれば、あの時期の娘。のように短期的に凋落することはないんだと思う。
秋元康はどう考えても作詞よりマーケティングの方が得意だし。

新曲のギンガムチェックは全然ピンと来ないが、AKBの曲って元々あんなもんじゃねえの?
セールスも好調みたいだし。

投稿者 ushila : 18:24 | トラックバック