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2005年02月07日

THE マンパワー!!!

「不条理一歩手前の快感。」

テレビ出演シリーズを鮮やかに見逃したので(概ね決戦IIIのせい)、ビデオクリップを買って見たわけだが。

総合的には、これはアリだなと思った。
正直、楽曲そのもののプロダクトとしての煮詰めの甘さ(メロディーも歌詞もアレンジも)は感じるし、その原因がいろいろと頭に浮かぶということそのものが、悔しくも腹立たしいのだが。


しかし、それでも熱量高いんだよなー。
結論から言うと、パート割りと振り付けの成功が、楽曲を救った感が非常に強い。

まずパート割りに限って話をすると、高橋の中低音を使うべきだとは以前から俺の主張しているところであるし、美貴様(どうしてもこの人を藤本と呼び捨てにできない俺)をわざとドスを利かせないパートに割り振ったあたりにも感じ入るところがある。前作「涙が止まらない放課後」みたいな甘甘な楽曲でそれをやると(つーか、やったんだが)、こう、全体に締まりがなくなって、ひどくぼやけた作品になってしまうんだが、これはこれで美貴様の声の魅力なわけで、上手に使っていると思う。
吉澤の使い方としても、高音を使うのはけっこう斬新なんじゃないだろうか。

それから、辻加護がいなくなって、田中れいなの役割は間違いなく拡大したな。
声質のかぶるヤツがおらんようになった。

今ひとつ全体の中で個を主張できていないメンバーはいるものの、概ね適材適所のパート割りに成功しているのではないだろうか。
つーか、人が減って役割分担に整理が付いてきたのかな(問題発言)。


振り付けに関しては、久々に娘。らしい「群舞」を見たなあ、と言う感じ。これに尽きる。
強いて言えば冒頭部で高橋と吉澤が合いの手を入れながら集団の前を行ったり来たりするだけなのには、もうちょい全体がグルグル動いてくれてもいいかなと思うのだが。


あ、それから、衣装もいい。
コンセプトは勝利の女神つーことで、たぶんモチーフはギリシャ神話とかあの辺なんだろうが、紺野あたりが着ると浴衣に見えなくもないあたりが非常によいと思う(馬鹿)。
いやいやいや、そうじゃなくて(汗)。
衣装が着る人の魅力を増幅するというのは大事ですよお客さん(大汗)。


というわけで、総括としては。
パート割りに☆2つ。振り付けに☆2つ。衣装に☆半分。抽象的っつーか、相乗効果としての「熱量」に☆半分。
楽曲の詰めの甘さと、PVの背景の安っちさを合わせて1点減点。

というわけで、評価としては
4「最初っから☆4つやりたかったんだよ、悪いかっ!(逃)」
ということでひとつ。

投稿者 ushila : 2005年02月07日 23:47

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