MTV2000

Canopusの高画質ハードウェアMPEG2エンコーダー搭載TVチューナーカード


最終更新日: 2009年6月24日 23:48

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カノープスのキャプチャーカード、PowerCaptureProを使っていたことがある。会社でビデオ映像をパソコンデータにするために購入したもので、すでに任務完了のため用途がなくなって私が個人的に遊んでいた。(会社の人には見せられないような映像ばかり…えっちなのじゃないよ)

それなりに画質は良かったPowerCaptureProではあったが、しかし、(会社が)購入した本来の目的とは違う、アニメのキャプチャーとなると。全然だめだ。これはもう、カードの問題ではなく、画像の1フレームずつを個々に圧縮するというMotion-JPEGという手法自体が自然画(いわゆる実写もの)向けで、後で編集する作業にこそ向いているのだ。

その点アニメをキャプチャーして、気に入ったシーンだけ切り出す、程度の遊び方では、画質の方が気になってしまう。

そこで、次なるキャプチャーカードとして目星をつけていたのがCanopus MTV2000。ちょっと高いような気もしていたが、10万台達成キャンペーンとかで1万円近く安くなっていたのでここぞとばかりに購入。

対抗商品といえば、同じCanopusの先代MTV1000。こちらは三次元Y/C分離などのノイズ除去機能がないぶんおやすく、また、Windows98SEでも動作する点がすばらしい。もっとも、WindowsXPは曲がりなりにも稼働している環境なので、MTV2000でいいのだ。

他の機種はここでは考えなかった。DVDへの焼き込みが最終目標の場合、そのまま焼き込める形式でキャプチャーできるこのカードがベストな選択肢と信じて疑わなかった。

また、各サイトの評価もいいし、DOS/V Magazineでも画質の点でライバルを軽く引き離していた。

で、値段が高いことを除けば特に問題がないようだったMTV2000は、弱点があった。

録画するM2Pファイルは、Windows Media Playerでは通常では再生できないのだ。ライセンスの関係か、Windows Media PlayerのコーデックにはMPEG2が含まれていないらしい。これはかなりショック。フリーのデコーダーを見つけたので、一応リンクしておく。MaximusDVD−このサイトの左のメニューのFreeDVD Codec Installerというコーナーからダウンロードできる。また、人柱として試したところ、WindowsXPでもMPEG2を無事再生できた。ただし、Windows Media Playerの標準の割付ではない形式なので、自分で割り付けてしまおう。なお、WinDVD>PowerDVD>MaximusDVDの順で再生画質は評価できるのではないだろうか。つまり、無料でとにかく再生できるようになる、というだけで、再生の美しさはメジャー2大勢力には遠く及ばない。

ということで通常は、やっぱりWinDVDかPowerDVDのどちらかをインストールしておくべきだろう。そうすれば、ウソのように簡単にMPEG2の再生ができる。この際M2Pファイルの関連づけもWindows Media Playerにしてしまえばいいのだ。もちろん、MTV2000に付属するMediaCruiseもMPEG2の再生は出来るのだが、プログレッシブ再生が出来ないので、動きの激しい映像では横縞が見えてしまう、という弱点がある。

また、ミッションとは別になってしまうが、リモコンのCRM-1も購入したのでキャプチャーに使うのは、FEATHERというソフトだ。もちろん、FEATHERの為にリモコンを購入したことは言うまでもない。他のサイトでもぼろくそに言われているのだが、Media CruiseというMTV2000についてくるキャプチャーソフトはパネルのデザインがダサダサなのだ。そのうえ、機能切替の動作が鈍く、ちょっと待たされてしまう。その点FEATHERは必要十分なインターフェースだし、動作も軽快でいい。何より、パネルのデザインがダサダサではない。かっこいいともいえないが、Canopusはこの辺のデザインがあまり得意なメーカーではないような気がする。それで、完全にこっちに移行してしまっている。

キャプチャーしたファイルはプリセットの「普通」設定で30分のアニメが1GB、「高画質」設定で1.6GBというムチャなサイズになるので非常に可搬性が悪い。テキトーにカットしてCD-Rにするという手もあるが、CD-Rからダイレクトに再生する場合、MPEG2は少々危険なビットレートなのだ(時たま画面がカクカクしてしまうPCが多い)。しかもカットツールは純正Canopus Mpeg Cutterなるものがリリースされているがジョイントするツールはリリースされていない。

そこで、通常はもっと圧縮率の高い方式に変換してCD-Rに格納することになるだろう。事実上の標準は下記の2種類だろう。

1)映像:DivX形式 音声:Mpeg Layer-3形式の AVIファイル

2)映像:MPEG1形式 音声:Mpeg Layer-2形式の MPGファイル

1)1はDivXというツール自体が怪しいのであんまり好きではない。だいたいエンコード時間がかかりすぎる。一晩に1ファイルずつエンコードしていくという至福の時間を享受している人もいるだろうが、オーバークロッキングしたマシンにそういうことはあまり期待したくない。(寝ている間にフリーズするだろう)

2)のMPEG2→MPEG1変換がMTV2000のハードウェアエンコーダーが使えれば言うことないのだが…。残念ながらそういう対応はない。

あと、反則技として、2)の音声をMpeg Layer-3にしてしまうという手もある。Windows Media Player以外で再生できる期待が持てないのでやらないほうがいい気もする。

1)にはAVIUTLが便利だろう。

2)にはTMPGEncが不動の地位を築いていると思われる。無料版ではMPEG2のエンコードに機能制限があるが今回の用途には全然問題がないような気もする。

ちなみに本格的なデジタル編集をするわけではないのでその辺は注意。PremiereなんかはMTV2000の内蔵ハードウェアエンコーダを使えるプラグインが組み込めたりするから侮れない。(でもPremiereが高い)

MP3エンコードは、フツーのCDリッパーと一緒になっているエンコーダーではダメかも。ちなみに、試してみたところ、Unreal MP3 Studio 2とTDK Audio Magic Studioではダメだった。Lameを使うことにする。他にもいろいろ種類があるけどなんだかフリーのコーデックはいろいろと大変なようだ。後日午後のこ〜だも試してみよう。

試しに、手元にあるM2Pファイルをエンコードしてみた。

まずDivX。最初にM2Pを分離する。DVD2AVIなどは使い方が単純で便利だが、もう一つ。MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-InというプラグインをAVIUTLのフォルダに組み込んでおくと、AVIUTLでM2Pファイルがダイレクトに開ける。m2vconf.exeで設定をするけど、ほとんどそのまんまでいいんじゃないかな?

いま試しに見てみたところ、

こんな設定になっているようだ。

AVIUTLのウインドウにM2Pファイルをドロップする。データの分析が行なわれる。そしたら、

「ファイル」->「AVI出力」 「ビデオ圧縮」でDivXを指定します。ま、最新版を使いましょう。

設定内容はよくわからないのでまずはそのまま実行。

音声に関しては、Mpeg Layer-3にしましょう。どうせDivXがないと再生できないのです。互換性は気にしなくてもいいでしょう。

TMPGEncの場合は、MPEGツールでM2Pファイルを映像と音声に分離して、それぞれを読み込みます。そうしたら、あとは好きなように設定してエンコードします。音声をMP3圧縮するようにすると、警告が出ますが、今回はまあ気にしないと言うことで。

時間も遅くなってきたので、詳細な手順については後日加筆します。

元のM2P 58,391KB (704x480) 再生時間1分30秒

DivX+MP3 25,534KB(352x240, Home Theater) エンコード時間3分 43.7
DivX+MP3 12,102KB(704x480, ) エンコード時間8分

MPEG1+MP3 15,370KB(352x240,クリッピング,24fps化) エンコード時間4分 26.3

で、この記事を書きながらやってみたら、DivX使うとイントロ部の右下にロゴが出るぞ!? ひどくない!? と思っていたら再生時に表示されているだけでDecoder Configrationのオプション設定で無効に出来るみたいです。

その2へ続く。→DVD-Rを焼こう!




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