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2006年06月03日

5/28 文学座+青年団 自主企画交流シリーズ&青年団国際演劇交流プロジェクト2006 「職さがし」@アゴラ劇場

2006年度の駒場アゴラ劇場支援会員制度を利用してみてまいりました。その11。

文学座+青年団 自主企画交流シリーズ&青年団国際演劇交流プロジェクト2006「職さがし」
作:Michel Vinaver
演出:Arnaud Meunier

今回の文学座+青年団 自主企画交流シリーズの最後は「職さがし」。

面接官

男の妻
男の娘
の4名が繰り広げるお芝居(役者4名は日本人です)。

面接に来た男は長々と、
必要なのか?と疑問を持ちたくなるような
質問をひたすら浴びせかけられる。
一方で、男は家庭の問題もかかえている。。。

なんというか、展開がすごかったです。
・面接官←→男
・男←→妻+娘
という2つの柱が同時に展開します。
面接官と男が科白を交わしあったかと思うと、男と妻の会話となったり。
・面接感の会話
・家族との会話
の2つをそれぞれ30のシーンにぶった切って、各シーンで同時に展開させる。
目まぐるしい線と線が飛び交うがごとく。

役者4名の動きは基本的に立ち位置がシーンごとに変わるのみで、
あとはひたすら科白の飛び交い。1時間45分。
見ているほうも試練かもしれませんが、役者さんにとってはかなりの試練ではないかと。

白を貴重としたステージと衣装。
それに反するような、断片化とモンタージュで作り上げた展開。

経験したことの無い手法にただただ感服。

投稿者 i_rain : 2006年06月03日 01:19

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