今回は富士吉田口からの登山です。
もっともポピュラーというよりは、もっとも交通の便がいいので人が多い、
と言ったほうが正解だと思います。

ここが出発点。

途中看板があるわけですが、しばらく下ります。
何が悲しくて下らないといけないのかわかりませんが、
昔、初めて登ったとき、（当然帰りは坂道になるのですが）この坂道が天国に思えました。
これほどすばらしい坂道はないだろう、というくらいに。
それほどまでに当時は下山で打ちのめされた（膝がバカになった）のを思い出します。

これは６合目のところにある、ナントカセンター（安全センター？）にあった
地味に６合目を主張する杭。
まだ２３９０ｍです。

６合目あたりから望む山小屋たち。見えることは見える。だけれど遠い。

７合目。まだ東京タワー１個分くらいしか登ってない。
岩場が続くので山小屋おきに休む感じになります。

下を見下ろせば、こんな感じの６合目ジグザグが続きます。

上のほうはこんな感じ。しばらくは岩場と山小屋が続きます。

すでに雲の上。

まだ植生限界まではあるので植物さんたちもいらっしゃいます。

ずいぶん登ってきました。

ということで、本日泊まる山小屋「東洋館」。

こんな面白い感じの雲が見られます。

ハンバーグ定食。ご飯おかわり自由。お茶もおかわり自由。
大抵の山小屋は量の少ないカレーなので、
特に若い衆ならこういうところのほうがいいでしょう。
５年前登ったときは須走口から登り、「大陽館」（たいようかん）に泊まりましたが、
こちらはハンバーグ定食＋トン汁（ご飯・トン汁おかわり自由）でした。

登山は結構体力を消費するのでしっかり食べられるところのほうがうれしいものです。

また、ここのトイレはピカイチにきれいでした。
前来たときは、お世辞にもきれいとはいえないトイレばかりでしたが、
どこの山小屋でもずいぶんよくなっているようでした。
どこもチップ制ですが、それは致し方ないところ。

夕闇の街並みを撮るがぶれる。

星空がすばらしい。このために来た登山といってもいいでしょう。
時によっては流れ星がよく見えたりします。
登山で初めてデジカメ持って行きましたが、デジカメには星空は難しい。。。
次回への課題ということになりました。

月明かりに浮かぶ雲。

なんとなく近く感じる月。ちょうど雲から姿を現しました。

翌朝は１２時前出発組と１時前出発組と３時くらいに出発組の３つにわかれました。
私は山頂でのご来光にコダワリがなかったので３時出発で。(^-^;;;
（単純に夜間の登山は寒いのが嫌いなのですが、今回はそれほど寒くなかったですね。）
それで８合目、４時過ぎくらい。

ご来光。久しぶりだけどすばらしい。
ゆっくり２０分くらい眺めてました。

地上（？）はまだ朝靄の中。

本８合。富士山ホテル（といっても山小屋）。
「本８合」「８合半」などの違いが私にはわかりません。。。

見上げると山頂にある小屋が見えます。
週末で、ご来光前にこの位置（９合目あたり）にいると大渋滞になります。
先発組は出発してから山頂まで５時間近くかかったようです。
私たちは渋滞知らずで３時間程度でした。

ほとんどゴールの鳥居。あと５ｍくらい登れば山頂。

６時過ぎくらいに到着。
２日位で東京タワー４本分くらい登ったことになります。

山頂から斜面をのぞいたところ。

遠い山並み。

２時間くらいかけてお鉢めぐり。２枚目に見えるのが無人の測候所です。
ここが一番高いところになります。

測候所にあるちょっとした展望台。静岡県側と思われます。

一番高いところ。

雲がまだまだ登ってゆきます。これだけ見てても飽きない。

下山途中。火口の中にもありましたが雪が残っていました。

富士山に来ると俗世を離れて、一時の開放感に浸れるのはうれしいことです。
やっぱり年に１度はくるべきだな、と思いました。
いつかは１合目から勝負してみたいですね。